審美歯科は、歯の美しさはもちろん機能も改善し、患者様がいきいきとした表情を取り戻せることを目的とした治療です。
審美歯科の主な治療内容は以下の通りです。
1本1本の歯を美しくすることは大切ですが、口腔全体そして顔全体のバランスを考えて治療することを心がけています。
まずカウンセリングで患者様のお悩みやご希望、ご相談などをじっくりとお聞きし話し合います。そこから以下のような流れで治療を進めていきます。
ホワイトニングには、歯科医院でおこなうオフィスホワイトニングとご自宅でおこなうホームホワイトニングがあります。
歯科医院で、ホワイトニング専用の機器を使用して短時間でおこなう方法です。忙しい方や手軽に白い歯にしたい方におすすめです。
当院では、ビヨンドシステムという機器でホワイトニングを行ないます。ビヨンドシステムで使用するビヨンドライトは、パワーの強いハロゲン光です。特許取得済みの特別なフィルターで強いパワーを維持しつつ、熱を抑制するので、熱によって歯の神経を傷めることはありません。また、紫外線も完全にカットされているのでとても安全です。
歯科医師の指導を受けながら、ご自宅でご自分で行なう方法です。
まず歯科医院にて、歯型に合った専用のマウスピースをお作りします。ご自宅でそのマウスピースの中にホワイトニングジェルを注入し、一定の時間、歯に装着します。このホワイトニングジェルの作用により、歯が白くなります。時間をかけてゆっくりしっかり歯を白くしたい方におすすめです。
ラミネートベニアとは、歯が変色したりけがなどで欠けたりした場合、歯の表面のエナメル質を一層だけ削り、セラミック製のネイルチップのような薄片を貼って、欠けや歯と歯のすき間をなくす治療方法です。
ホワイトニングを行なうよりも白くすることが可能で、もともと歯の色がくすんでいる方でも、短期間で白くできます。色が元に戻ることはありません。また、形やすき間なども短期間で修正可能です。
歯を削る量も少なく、色や形を自由に調整ができ、天然歯に近い形状に復活させることができます。
※歯全体の噛み合わせに問題がある場合は、この治療法は適応できません。
※セラミックなので、使用している間に破損することがあります。
虫歯治療を行なったとき、通常は金属製の詰め物や被せ物で補いますが、金属の代わりにセラミックを使用できます。歯と色調を合わせることができ、目立たないのがメリットです。
医療用のファインセラミックは、硬度が高く精密に作製できます。自然な色を再現しやすく、白さを長く維持でき、審美性に優れています。金属アレルギーの心配もありません。しかし、金属と違い割れることもあります。
セラミックの弱点である強度の低さを解消するため、セラミックにレジン粒子を配合してあります。
セラミックに近い美しさと、天然歯に近い自然な質感を実現します。
比較的安価で白く修復できます。ただし、強度や耐久性に乏しく、再治療が必要な場合があります。
また、時間の経過とともに多少黄ばんできます。
レジンとセラミックの混合材料で、主に前歯の治療に使用します。強度があまりないので、奥歯に使用するのには適しません。
歯肉の色が変色する原因はさまざまですが、主に歯周病、差し歯などによる歯肉の炎症、治療に使用した金属のアレルギーによるメラニン増加、血行障害などが考えられます。
まずは、歯肉が変色する原因を取り除きます。それでも歯肉の色が良くならない、または原因がないのに歯肉にメラニンが沈着して色が良くないなどの場合には、レーザーを数回あてることでメラニン細胞を除去するクリーニングをおこないます。
レーザーは痛みや副作用がなく、しかも殺菌効果がある安全性の高い治療法です。治療する部位に2回ほどレーザーを照射し、1~2週間後に再度治療をおこないます。メラニンの沈着具合にもよりますが、比較的短期間で歯肉の色はきれいなピンク色になっていきます。